書物2008
ドイツ 町から町へ (中公新書)作者: 池内紀出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2002/11/01メディア: 新書購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見る
前回少し書いたように、かなり読みやすいです。続いてCarmen Martin Gaiteを読んでみて、この本の読みやすさがはっきり分かった。文章もあまり複雑ではなく単語もそれほど難易度が高くないようだし、日本の女性短編作家の作品のような内容なので分かりやすい…
Susana Perez-AlonsoのEn mi soledad estoyを読んでいる。お気楽な表紙(写真参照・Culturaliaの紹介ページからの写真)からはマドリードで働く20代後半〜30代の女性の恋愛模様を小気味よく描く小説、かと思ったが、主に中年女性が主人公で後味の悪い話が多…
ようやく読み終わりました。後半が渡辺淳一の小説のようだった。映画よりは小説の方がよいと擁護するつもりだったのだけど、映画も大幅に端折っているもののあらすじは同じだし特に後半の雰囲気は同じなので忠実な映画化かもと思えてきた。 いちばん違うのは…
本を全然読んでいない。ネットはそれなりにしてるけど、そんなにブログを読んでいるわけでもなく、何をしているのか分からないが、二人暮らしとはそのようなものかもしれない(大学にもいちおう行っているし)。 近所の図書館に8ユーロ払って会員になり、ス…
読書じゃないけど、やっと終わって嬉しいからリストに入れとこう。 よい点 語り口が愉快なので読むのが楽しい これくらい文法をしつこくやってくれて、語学はスパルタしかないことを気づかせてくれる入門書はまれなのでよい 悪い点 新正書法に対応していない…
物語 ドイツの歴史―ドイツ的とはなにか (中公新書)作者: 阿部謹也出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1998/05/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (22件) を見る
本音を言えば、いつも時間があって思い立ったら好きなことをできるのがいちばんよいのだ。でもそういうわけにもいかない。整理整頓が嫌いだし掃除も嫌いだが、汚い部屋が好きなわけではない(ただし、普通の人よりは気にならないみたい)。いつでも友達を呼…
名詞編もあるらしい。絶版かなあ…。英語表現をみがく〈動詞編〉 (講談社現代新書)作者: 豊田昌倫出版社/メーカー: 講談社発売日: 1991/09メディア: 新書購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る
必要なものがスグに! とり出せる整理術!作者: 池田暁子出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー発売日: 2008/06/18メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 25人 クリック: 168回この商品を含むブログ (68件) を見る
片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術作者: 池田暁子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/04/01メディア: 単行本購入: 30人 クリック: 158回この商品を含むブログ (135件) を見る
The Coast of Chicago作者: Stuart Dybek出版社/メーカー: Picador発売日: 2004/03/01メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る
モロッコ (岩波新書)作者: 山田吉彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1951/10/05メディア: 新書 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る
アメリカに行って感じたことの裏づけが取れたような気がする。以下メモ。 食が異常に貧しいってのはなんか間違っている。途上国の子供が搾取されて安い服飾品が出回るとか、そういう話だと正直ぴんと来ない。しかし、グローバリゼーションとか自由競争とかの…
旅行者の朝食 (文春文庫)作者: 米原万里出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/10/01メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 50回この商品を含むブログ (107件) を見る
モスクが語るイスラム史―建築と政治権力 (中公新書)作者: 羽田正出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1994/03メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る
トルコ最西端に位置する、エーゲ海に面した街チェシュメでの生活を軸にトルコ社会をつづる。トルコ入門としては前に読んだ同じ著者の本のほうがわかりやすい。こちらもちくまプリマーブックスなのでわかりやすいことこの上ないのだが。 家族第一で、家族の罪…
明治時代にトルコの軍艦が台風にやられて串本沖で沈没、その遭難者を助けた村の人々のエピソードと、その事故から95年後、イラン・イラク戦争でテヘランに取り残された日本人をトルコ航空機が救出したというエピソードとの二本立て。 串本沖でのトルコ船沈没…
なんか、一気に何冊も読みすぎてわからんようになった。 ジプシーはスペインにたくさんいる。私の住んでいたところにもたくさん住んでいた。私が住んでいたのは郊外に差し掛かるところで、家賃が安いため移民と学生が多く住んでいたらしい。あと、お年寄りも…
トルコ大好きな若者が書いた本であったことが最後まで読んで分かった。著者がこの本を出したときには26歳であった…。 1960年代当時のトルコの暮らし、トルコ概史がコンパクトにまとまっている。クルド問題とかはかなりトルコより目線だけど、日本からトルコ…
小・中学生向けなので読みやすい。異文化理解とはどういうことか?という視点から、トルコの諸問題が語られる。一気に何冊も本を読んでこの本の内容を忘れたのだが、ヨーロッパに対する視点のところにはうなずいて読んだ(と思う…)。トルコはいつかEUに入る…
ギリシャ正教の聖地アトス山で散々な目にあい、トルコ四駆走破で散々な目にあう旅行記。まあ、日本から遠く離れて辺境を旅行すればこれくらいの目には遭うであろう、という日本人の旅行者のリアリティがあった。村上春樹の小説の文章と違って、えらく素直な…
古代から18世紀に至る、地中海世界に生きた人々12人をめぐるエッセイ。「イブン・ルシュド」とか「マイモニデス」とか覚えたなーという程度の知識しかないのでけっこう苦しい。格調高いのかけっこう難しい語り口だと思う。地中海―人と町の肖像 (岩波新書)作…
久しぶりに村上春樹を読んだ。村上春樹の話はさりげなくけっこうひどい。しかも、そのひどさが主題なわけではなくて、中心はもっと別のところにある。 具体的な地名や固有名詞が出てくるのに、服装などの描写も細かいのに、登場人物の顔がおぼろげである。 …
トルコの表向きの顔、とはどこまでも親切で人懐っこく、日本人にとっては親日がうれしい人々である。もう一つの顔、とはトルコ内にはトルコ語を話すトルコ人しかいないと少数民族を徹底的に弾圧する強硬な姿勢だ。著者は少数言語話者の調査に赴く過程でそれ…
オスマン帝国崩壊前夜から第二次世界大戦終結に至る世界史の激動期にトルコに関わった12人を紹介する。各章は、1人の人物の紹介と、当時のトルコの情勢の解説から成り、トルコ現代史もおぼろげに分かるしくみ。トルコは新興国としての日本を意識していたよう…
会社の人が貸してくれた。「くすぶれ!もてない系」の連載を一時期読んだりして、おもしろいなと思っていたので、「この本お勧めです」と貸してくれてうれしかった。 女として生きてこなかったひとが、女として振舞うのが予想以上に難しいらしいこと、女に嫉…
仕事文で必要となる心構えと知識を伝授してくれる。『理科系の作文技術』と重なるところも多い。文章を書くのはそれなりに好きだったけれど、必要な情報を効果的に短く伝える、という訓練はしていない。一度、文法事項のチェックも兼ねて日本語文の訓練をし…
ドイツ語入門には最適。あくまで入門ですが。この本を一読二読しておけば、冠詞類の活用(形容詞変化も含む)の壁は越えやすくなるかもしれない。とりあえず、辞書を引くのには困らなくなると思う。 zu不定詞とか関係代名詞とかその辺まではカバーされていな…
『発展コラム式中学理科の教科書 第1分野』を読んだおかげで、前に読みかけた時よりは抵抗なく読み進むことができた。式でさまざまなことを表し、理解することができるエレガントな世界を垣間見た。物理を少しでも楽しむためには高校数学をやり直さないとだ…