トルコ

068 内藤正典『絨毯屋が飛んできた−トルコの社会誌』

トルコ最西端に位置する、エーゲ海に面した街チェシュメでの生活を軸にトルコ社会をつづる。トルコ入門としては前に読んだ同じ著者の本のほうがわかりやすい。こちらもちくまプリマーブックスなのでわかりやすいことこの上ないのだが。 家族第一で、家族の罪…

067 木暮正夫『救出−日本・トルコ友情のドラマ』

明治時代にトルコの軍艦が台風にやられて串本沖で沈没、その遭難者を助けた村の人々のエピソードと、その事故から95年後、イラン・イラク戦争でテヘランに取り残された日本人をトルコ航空機が救出したというエピソードとの二本立て。 串本沖でのトルコ船沈没…

065 大島直政『遠くて近い国トルコ』

トルコ大好きな若者が書いた本であったことが最後まで読んで分かった。著者がこの本を出したときには26歳であった…。 1960年代当時のトルコの暮らし、トルコ概史がコンパクトにまとまっている。クルド問題とかはかなりトルコより目線だけど、日本からトルコ…

064 内藤正典『トルコのものさし 日本のものさし』

小・中学生向けなので読みやすい。異文化理解とはどういうことか?という視点から、トルコの諸問題が語られる。一気に何冊も本を読んでこの本の内容を忘れたのだが、ヨーロッパに対する視点のところにはうなずいて読んだ(と思う…)。トルコはいつかEUに入る…

まさかとは思ったけど

『イラク−狼の谷』の感想で、結婚式にアメリカ兵が乗り込み死者多数というエピソードがあったと書いた。いやまさか、そりゃ誇張ではないか?と思ったのだが。映画では、警備の暇をもてあました米兵たちが、祝砲を聞いて「来たぞ、テロリストだ!」と半ば狂喜…

トルコ料理屋

取り付かれたようにトルコ情報を集めていますが、東京に来てから2つトルコ料理屋に行ったのでメモを。 池袋のカッパドキア http://r.gnavi.co.jp/g186100/ http://www.cappadocia-tokyo.com/ 例の如くベリーダンスも見れます。わたしが行ったときはやってい…

063 村上春樹『雨天・炎天』

ギリシャ正教の聖地アトス山で散々な目にあい、トルコ四駆走破で散々な目にあう旅行記。まあ、日本から遠く離れて辺境を旅行すればこれくらいの目には遭うであろう、という日本人の旅行者のリアリティがあった。村上春樹の小説の文章と違って、えらく素直な…

060 小島剛一『トルコのもう一つの顔』

トルコの表向きの顔、とはどこまでも親切で人懐っこく、日本人にとっては親日がうれしい人々である。もう一つの顔、とはトルコ内にはトルコ語を話すトルコ人しかいないと少数民族を徹底的に弾圧する強硬な姿勢だ。著者は少数言語話者の調査に赴く過程でそれ…

059 松谷浩尚『イスタンブールを愛した人々−エピソードで綴る激動のトルコ』

オスマン帝国崩壊前夜から第二次世界大戦終結に至る世界史の激動期にトルコに関わった12人を紹介する。各章は、1人の人物の紹介と、当時のトルコの情勢の解説から成り、トルコ現代史もおぼろげに分かるしくみ。トルコは新興国としての日本を意識していたよう…

少女ヘジャル

少女ヘジャル [DVD]出版社/メーカー: ファインフィルムズ発売日: 2005/04/20メディア: DVD クリック: 4回この商品を含むブログ (3件) を見る

IRAQ−狼の谷

トルコ映画。本国で大ヒットらしい。ものすごいプロパガンダ映画だった。でも、アメリカ大統領が世界を代表して宇宙人と戦っているような映画(「インディペンデンス・デイ」だが、他にもきっと同様の映画に溢れているはず)を普通だと思っているほうがおかし…

クロッシング・ザ・ブリッジ

クロッシング・ザ・ブリッジ ~サウンド・オブ・イスタンブール~ [DVD]出版社/メーカー: Viictor Entertainment,Inc.(V)(D)発売日: 2007/08/24メディア: DVD クリック: 9回この商品を含むブログ (13件) を見る

愛より強く

ようやく残り半分を見ました。字幕なしでの鑑賞ではあらすじしか分からんわ。シベルがトルコに行ってしまってからは異国の中で一人浮いているように見えた。最後、初めの一時間あれほど反社会的だった二人がすっかり常識的な選択をするところが悲しくあっけ…