2008-07-13から1日間の記事一覧

064 内藤正典『トルコのものさし 日本のものさし』

小・中学生向けなので読みやすい。異文化理解とはどういうことか?という視点から、トルコの諸問題が語られる。一気に何冊も本を読んでこの本の内容を忘れたのだが、ヨーロッパに対する視点のところにはうなずいて読んだ(と思う…)。トルコはいつかEUに入る…

まさかとは思ったけど

『イラク−狼の谷』の感想で、結婚式にアメリカ兵が乗り込み死者多数というエピソードがあったと書いた。いやまさか、そりゃ誇張ではないか?と思ったのだが。映画では、警備の暇をもてあました米兵たちが、祝砲を聞いて「来たぞ、テロリストだ!」と半ば狂喜…

トルコ料理屋

取り付かれたようにトルコ情報を集めていますが、東京に来てから2つトルコ料理屋に行ったのでメモを。 池袋のカッパドキア http://r.gnavi.co.jp/g186100/ http://www.cappadocia-tokyo.com/ 例の如くベリーダンスも見れます。わたしが行ったときはやってい…

063 村上春樹『雨天・炎天』

ギリシャ正教の聖地アトス山で散々な目にあい、トルコ四駆走破で散々な目にあう旅行記。まあ、日本から遠く離れて辺境を旅行すればこれくらいの目には遭うであろう、という日本人の旅行者のリアリティがあった。村上春樹の小説の文章と違って、えらく素直な…

062 樺山紘一『地中海―人と町の肖像』

古代から18世紀に至る、地中海世界に生きた人々12人をめぐるエッセイ。「イブン・ルシュド」とか「マイモニデス」とか覚えたなーという程度の知識しかないのでけっこう苦しい。格調高いのかけっこう難しい語り口だと思う。地中海―人と町の肖像 (岩波新書)作…

061 村上春樹『東京奇譚集』

久しぶりに村上春樹を読んだ。村上春樹の話はさりげなくけっこうひどい。しかも、そのひどさが主題なわけではなくて、中心はもっと別のところにある。 具体的な地名や固有名詞が出てくるのに、服装などの描写も細かいのに、登場人物の顔がおぼろげである。 …