2010-01-01から1年間の記事一覧

富山太佳夫『笑う大英帝国』

ずっと前に同じ著者による『文化と精読』を読んだことがある。文学理論を用いた本や論考はとにかく難解で、たいていの場合はうさんくさい。かといってこれは多分違うよね、というにはこちらも自信がなくて消化不良になる場合が多い。でも『文化と精読』は理…

図説 英国コッツウォルズ―憧れのカントリーサイドのすべて (ふくろうの本)

コッツウォルズとはイングランド南部の、ナショナルトラストなどによって守られている里山地域のことを指すらしい。この本は主に旅行者がターゲットらしく、短い滞在期間でもちょっとした隠れ村に行ったり、お買い物をしたりと楽しめるようにたっぷり写真付…

ケンブリッジのカレッジ・ライフ―大学町に生きる人々 (中公新書)

ケンブリッジに1年半滞在した明治大学の先生の思い出話。オックスフォードとケンブリッジに特に特徴的なカレッジとは何かから始まり、英会話力の身につけかたの考察まで、英国生活全般にわたる思い出が綴られている。カレッジにどっぷり浸かっているわけでは…

日本人がまだまだ知らない英国 旅のヒント・コラム178 ロンリープラネット・コラムセレクションシリーズ

「ロンリープラネット英国」からコラムのみ抜き出したもの。元の本は1000ページを超える大書で開くのも一苦労なので読みやすくなっていてよかった。親の本棚に見つけたときはガイドブックのコラムだけ集めて別本を作るなんてひどい商売だと思ったけど。 歴史…

外国語で発想するための日本語レッスン

著者の別の本がよかったので買った。今回もよかった。テキストの分析をヨーロッパ人がどのように学んでいるかがかいつまんで述べられている。実際に彼らが学ぶような方法で解釈した場合どのようになるか、という実例も豊富。いざ自分でやろうとすると少し説…

Sarajevo Marlboro

飛行機内読書。地名、人名、日付の意味するところが分からないので中身を消化し切れていない。もう一度読んでいる。サラエボ包囲の年表、各都市がムスリム、クロアチア、セルビアのいずれの支配下にあったのかを示す地図などを手元に置いて読みたい。Sarajev…

今日もまた本のメモ

こうしてメモしていってもどこにメモしたか忘れてしまうらしいので一元管理した方がいいのだろうか。やっぱりメディアマーカー?なぜか、hatenaの方が落ち着くのだけど。イブラヒム、日本への旅―ロシア・オスマン帝国・日本 (世界史の鏡 地域)作者: 小松久男…

今日も本のメモ。どんどん見つけても読めないよなあ。呪われたナターシャ―現代ロシアにおける呪術の民族誌作者: 藤原潤子出版社/メーカー: 人文書院発売日: 2010/06/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 84回この商品を含むブログ (7件) を見る鏡リュウジ…

面白そうな本を英語本屋で見かけたのでとりあえずここでメモ。メディアマーカー使えばいいじゃないかという話でもあるが。Things I've Been Silent About: Memories of a Prodigal Daughter作者: Azar Nafisi出版社/メーカー: Random House Trade Paperbacks…

戦中・戦後史関連で気になった本をいくつか。帰国したらチェックする。神国日本のトンデモ決戦生活―広告チラシや雑誌は戦争にどれだけ奉仕したか作者: 早川タダノリ出版社/メーカー: 合同出版発売日: 2010/08/01メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 237回…

よりよい英語学習のために、まず絶望しようを読んで何か英語学習について書きたいと思ったものの考えてみたら私に書けることはなかった。生存と趣味のためにいくつか語学を学習しているが英語は仕事でしか使っておらず、コミュニケーションでまともに使った…

久しぶりにはてなに転載。やっぱり読みやすいかも。Blogspotいまいちな気がする…普通の日記でも。って毎日Twitterでごちゃごちゃ書いているから書くことがない。スイスに約二週間ぶりに帰ってくると、その秩序正しさに驚かされる。スペインから日本に帰った…