065 大島直政『遠くて近い国トルコ』

トルコ大好きな若者が書いた本であったことが最後まで読んで分かった。著者がこの本を出したときには26歳であった…。
1960年代当時のトルコの暮らし、トルコ概史がコンパクトにまとまっている。クルド問題とかはかなりトルコより目線だけど、日本からトルコに行ってトルコ人の中に暮らしていたらそういう風になるものかもしれない。今のようにクルド問題が報道されるということもなかっただろう。
それにしても、学者が書いたのではない本は大人向けでもわかりやすい。読みやすい。

遠くて近い国トルコ (1968年) (中公新書)

遠くて近い国トルコ (1968年) (中公新書)