2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

僕と未来とブエノスアイレス(El abrazo partido)

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスのポーランド系ユダヤ人が主人公。ユダヤ人だがそんなに信心深くもないらしいアリエル(30歳)は、ポーランド国籍を取ってヨーロッパに行こうと画策している。それには祖母が持っている書類が必要だが、ナチスから命か…

ジターノ(Gitano)

フラメンコのホアキン・コルテス主演。ホアキン・コルテスのファン以外にはあまりおもしろくないのではないかと思う。わたしはまるで楽しめなかった。字幕を切って鑑賞したため、アンダルシア弁について行けなかったというのもあるのだが…。他の出演者はよく…

海を飛ぶ夢(Mar adentro)

なぜDVDを見まくっているかというと、スペイン語の耳慣らしをするという口実です。 聞き取れない!とショックを受けていたらラモンの家族が話しているのはガリシア語であることが途中で判明。ラモンはあまり話していないようだけど。甥っ子のハビエル役は「…

アマロ神父の罪(El crimen del padre Amaro)

映画の感想を書いたブログで見ていたのでアマロ神父がイヤなやつであることは知っていたけど、ここまでいやな話とは…。強引に世の中を渡っているベニト神父の俗っぽさなど消し飛ぶ狡猾さと冷たさ。なのに要所要所でキラキラと涙を流すところがまた。最後には…

捕らわれた唇(Entre rojas)

なぜこんな邦題?原題は直訳すればアカのはざまでとかそんな程度。この邦題では妖しい物語のようだけど、舞台は刑務所なものの爽やかな友情ものだと思う。全然色気じゃないですよ。 舞台はフランコ政権末期のスペイン。Lucíaは弁護士の娘でバレエが生き甲斐…

No se lo digas a nadie

ペルー映画。Jaime Bayly原作。Jaime Baylyらしく、ゲイの若者を主人公にしている。幼い頃から男らしくなく、マッチョな父に男らしさの手ほどき(無理矢理)を受けながらも期待する人間になれず、苦悩する…といっても苦悩よりも行動が先に立つという印象が。…

「世界でいちばん醜い女」(La mujer más fea del mundo)

ギャオにて。99年の作品らしいが、もっと古いもののように見える。醜いとは言っても、あの姿はないのでは…。「世界でいちばん醜い女」がうっかり誰か普通の人に似ていたりするのを避けるため?ラストはいちおうハッピーエンドだが、あの絵はブラックな空気を…

コマンダンテ

ユーロスペースにて。ミニシアターというとたいてい駅裏のパチンコ店の二階にあったり、下町の商店街にあったりするものだけどさすが東京渋谷のど真ん中で建物も洒落ている(周りはラブホ街だけど)。 カストロに三日間密着したドキュメンタリー。カストロし…

荒俣宏『レックス・ムンディ』

話の全貌が結局つかめず。あらすじとしては分かるのだけど肝心の所がよく分からなかった。そしてファタン家の人々は一体どうなったんだ?その後どうなったのか気になりすぎる登場人物が多すぎ。結末がちょっとあっけないような気がします。 純粋な一神教とし…

レックス・ムンディ

半分。徐々に飽きてきた。ちょっと長すぎる。 古川日出男の『アラビアの夜の種族』に手を出そうと思っていたけど、それにも飽きる予感がしてきた。ペソアは放置してしまっているし。

はてな

仕様が変わった。はてなスターを間違えてクリックしまくってしまい、なんとか消したいのだけど消し方が分からない。

レックス・ムンディは当たりだった

こういう話大好き。

Bloc Party

一昨日衝動的に買ってから聞き続けてるけど、なんだか、ちょっと、ビジュアル系っぽい音の気がするのは気のせいだろうか…。特に最新アルバムの一曲目は、叙情的に始まってダダダダダみたいなの、Xの何かの曲のようだ。 このグループはメンバーが同世代なので…

遅刻のあげく英検を受けて、最悪の出来。もう面接三回目だけど、いちばん悪いと思う。読むスピードと理解力はかなりの向上を見せているけれどさすがに英語を発声もしていないのに上達するわけもない。 英検のあとでぼんやりと、どこかに行きたいと思い、その…

星野智幸『目覚めよと人魚は歌う』

恋人との過去の思い出に生きる女性のところに、乱闘騒ぎが元で逃亡生活を決意した日系ペルー人とその恋人とがやってくる…。 この話をまとめるのがひどく難しい。それぞれの名前はなにやら意味を持たされていそうで(糖子とか日曜人とか)、それだけで異世界…

森見登美彦『太陽の塔』

ずっと気になっていたのをようやく読みました。 どこを切り取っても物語になるような、あの街にあるあの大学での物語はずるい、と思うのはその場所をよく知っているからなのか。それにしても、一体主人公はどこの体育会に属していたのだろうか? わたしは相…

引きこもり

ネットを眺めながら引きこもり。勢いで、iTunes StoreでBloc Partyのアルバムを二枚も買ってしまった。久しぶりに直球で好み。ちょっとボーカルの声が気になるし社会派過ぎるけど、英語はどちらにせよ聞き取れないので構わない。ウィークエンド・イン・ザ・…

へこみつつも

仕事で何かときりきりすることがあって今週は大変だった。正直、わたしの実力以上の仕事をせざるを得なかった。先週から同じ案件に関わっていたけれど、今日がいちばんしんどかった。 心を落ち着けるためにひとりBecker'sのプーティーンを食べて、ペソアなど…

新たに読み始めたのは

ペソアの『不穏の書』。同語反復や否定の否定が多くて読みにくいことこの上ない。しかもポルトガル語から英語への翻訳なのでよけいにだと思う。でも、こういう本がいちばん好きだ。この表紙の写真も好きで、バジャドリードで偶然写真展があって見に行ったの…

Anaya, Rudolfo. Bless Me, Ultima

ようやく読了。長かった。 平原を放浪し、風と共に生きる父の家系と、大地に根を下ろして農業を営む母の家系との狭間で、またキリスト教の神と、それ以外の神々との狭間で、スペイン語と英語との狭間(これは大きなモチーフではないにせよ)で揺れ動く少年の…

ここ二週間ほどのあいだに行きたいもの

ヘンリー・ダーガー展(原美術館) ボルベール コマンダンテ(ユーロスペース)、13日まで 傷だらけの男たち、7日から ルナシー(吉祥寺らしい、7日から二週間) なんか、たくさんあるなあ。ヘンリー・ダーガーはいっしょに行く人がいて日にちも決まってるか…

スペイン語ブログを作ったりして、ますます切り分けが分からなくなってきた。せっかくはてなダイアリーの有料オプションをつけたのだから、活用したいものだけど。 仕事はぼちぼち。語学系の仕事は、語学方面に興味のある向きにはいろいろと聞かれるけれど、…