捕らわれた唇(Entre rojas)

なぜこんな邦題?原題は直訳すればアカのはざまでとかそんな程度。この邦題では妖しい物語のようだけど、舞台は刑務所なものの爽やかな友情ものだと思う。全然色気じゃないですよ。
舞台はフランコ政権末期のスペイン。Lucíaは弁護士の娘でバレエが生き甲斐(本職のダンサーではないようだ)のお嬢さんだが、彼氏が政治活動に関わっていたのでそのとばっちりを食って刑務所に収容される。政治犯として、根っからの活動家との交流が始まるが最初の印象ほど悪い人たちではなく、初めはLucíaに冷たく当たっていたCataともある事件をきっかけに仲良くなる。それなりに刑務所暮らしになじみ始めるが、そんな折刑期を十年と宣告されて絶望したLucíaは脱獄を計画する…。
ペネロペって思ったほど美人じゃなかったのか?と最初思ったけどやはりこの人は可愛らしい。スペイン人なのに声もかわいいしね。Cata役のMaría Pujalteがいい味を出している。看守役をしていたAna Torrentもどこかで見たような気がするけど思い出せない。と思ったら、『ミツバチのささやき』の人ではないか!

捕らわれた唇 [DVD]

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