荒俣宏『レックス・ムンディ』
話の全貌が結局つかめず。あらすじとしては分かるのだけど肝心の所がよく分からなかった。そしてファタン家の人々は一体どうなったんだ?その後どうなったのか気になりすぎる登場人物が多すぎ。結末がちょっとあっけないような気がします。
純粋な一神教として出発したはずのキリスト教が、土着の宗教や風俗を飲み込んで(飲み込まれて?)変貌していったことを思うとわくわくする。そういうものがたくさん隠されていることとか。陰謀論を信じるかどうかは別にして、物語の土壌となる要素がたくさんある宗教であると思う。
- 作者: 荒俣宏
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2000/07/19
- メディア: 文庫
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