2008-01-27 012 古川日出男『ハル、ハル、ハル』 書物2008 古川日出男の文体はあまり好きじゃない。会話など「若すぎる」気もする。この本の二つめ「スローモーション」も日記の文体に入り込めないと思っていたら、日記が現実に追いついてからは怒涛の展開でおもしろかった。話の内容よりも、スピード感が独特でそれが魅力であるように感じた。 表題作は映画「誰も知らない」になんとなく似ている。ハル、ハル、ハル作者: 古川日出男出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2007/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (139件) を見る