La ventana

Cadena serの番組、La ventanapodcastを聞いてみている。本国では平日夕方四時から三時間にわたって放送中らしい。てことはリスナーは主婦?スペイン時間ではちょうど昼休みが終わった時間から、仕事あと一時間で終わり、みたいな時間に当たる。内容は毎日小テーマがあってそれについてリスナーと電話で話したり、政治家の討論みたいのがあったり、ゲストが来たりする。スペインの文化が垣間見られるのでおもしろいと思う。何よりも、(1)電話してきたリスナーが話し止まないので無理矢理話を終わらされる(2)数人が同時に話して、メインの司会者みたいな人が「ちょっと、最後まで話をさせてあげてください」と何度も叫ぶが一瞬黙ってもすぐ話し出す、というのがとてもスペインらしい。昨日は、バルの店員が「俺は幸せな人を見るとむかついてたまらないんだ」と言う電話を関係ない話題の時にしてきたり、サラマンカの「夜十時から十時一分までの一日一分しか電力を使わない生活」を実践するエコ一家のネタとしか思えない電話(一分のうちに、洗濯機を回し、電子レンジに食べ物を三十秒かけ、一五秒で食事を済ませ、子供たちを寝かしつけ、十五秒間セックスして五秒余るから聖書を読む、だか)などであった(まともな話もしていたが政治家の討論は同時に話しすぎて全く聞き取れず)。
今日(正確には昨日)はセルバンテス賞の話をしていた。今年の受賞者はアルゼンチンの詩人Juan Gelman*1。この賞は、毎年スペインとイスパノアメリカの作家に交互に贈られているようだ。