原田豊太郎『理系のための英語論文執筆ガイド―ネイティブとの発想のズレはどこか?』

科学英語に絞った論文の書き方本。こちらも日本人の間違えがちなポイントを20章にわたり解説。単数、複数の使い分け、冠詞、関係代名詞などなど。例文が完全に理系なので文学とかその他の人文系の論文を書く人にとっては少し取っつきにくいだろうけど、間違いがちな要点は同じなので使えるはず。
数年前に某所で卒論を英語で書いたが、あのころ「英語を読みまくれば英語は書けるようになる」と曖昧なことしか言われなかった。もちろんAcademic Writingの授業(途中で脱落)はあったし、わたしがろくでもない英語を書いて卒業したのはわたしが勉強をしなかったためであって大学のせいではない。でも、もう少しシステマティックに教えることができたのではなかったかと思う。語学は身につけるのは難しいけれど、しょせん人の使うことば、という側面もあるわけだし。