ミュリエル・ジョリヴェ『移民と現代フランス』*4

様々な出自の移民(移民一世も、二世でフランス国籍の人も、不法残留者となっている人も含む)にインタビューしたもの。何らかの指針を示すのではなく、声を一定のテーマに沿ってまとめたもの。マグレブやアフリカの女性の置かれた難しい立場とか、書類をいつまでももらえず、まともな仕事ができないので虐げられているsins papiersとか。フランスの形、理想をアメリカやイギリスと対比している人が何人かいて、興味深かった。