西尾久美子『 - 京都花街に学ぶマネジメント』
おもてなしの仕組み - 京都花街に学ぶマネジメント (中公文庫)
- 作者: 西尾久美子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2014/03/20
- メディア: 文庫
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渡部泰明『古典和歌入門』
- 作者: 渡部泰明
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2014/06/21
- メディア: 新書
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井上裕子『平安女子の楽しい!生活』
- 作者: 川村裕子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2014/05/21
- メディア: 新書
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井上順孝『神道入門 日本人にとって神とは何か』
- 作者: 井上順孝
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2006/01/12
- メディア: 新書
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医療系の翻訳に役立ちそうな本
医療系の翻訳をする際に、肉体の細かな部位の訳語が分からなくて困ることがある。骨や臓器の位置関係や役割などの知識が足りないこともある。もちろん、勉強して全て分かっているのが理想なのだが、翻訳者が医者や学者並みの知識を身に着けるのは無理なので、便利な情報源が必要。この『肉単』『脳単』のシリーズは、見開きで図解と日本語、次の見開きで対訳の英語と、語源の説明、ページによってはちょっとしたコラムという構成になっている。語源や単語を眺めるのが好きな人以外には読書として読むのはけっこう辛い。巻末に英語と日本語の索引がついているので、そこから辞書として使うのが実務としてはいいかもしれない。
骨単―ギリシャ語・ラテン語 (語源から覚える解剖学英単語集 (骨編))
- 作者: 原島広至,河合良訓
- 出版社/メーカー: エヌ・ティー・エス
- 発売日: 2004/04/01
- メディア: 単行本
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肉単―ギリシャ語・ラテン語 (語源から覚える解剖学英単語集 (筋肉編))
- 作者: 原島広至,河合良訓
- 出版社/メーカー: エヌ・ティー・エス
- 発売日: 2004/09/30
- メディア: 単行本
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脳単―ギリシャ語・ラテン語 (語源から覚える解剖学英単語集 (脳・神経編))
- 作者: 原島広至,河合良訓
- 出版社/メーカー: エヌ・ティー・エス
- 発売日: 2005/04/01
- メディア: 単行本
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臓単―ギリシャ語・ラテン語 (語源から覚える解剖学英単語集 (内臓編))
- 作者: 原島広至,河合良訓
- 出版社/メーカー: エヌ・ティー・エス
- 発売日: 2005/11/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 竹内修二
- 出版社/メーカー: 医学教育出版社
- 発売日: 2012/07
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無痛分娩
忘れる前に。
出産は無痛分娩だった。正確には和痛と言うらしいが、子宮口が5、6センチ(全開は10センチ)開いたところで硬膜外に麻酔を入れて陣痛の痛みを和らげる。私の行っていた病院では、無痛分娩を確実に実行するためには決まった日に入院、計画的に促進剤を入れて産む必要があり、自然な陣痛を待つ場合は、丁度麻酔医が勤務中に子宮口がほどよく開いていないと無痛分娩を実施できず、時間がずれると無痛分娩を希望していても麻酔なしになる。私は運がよくて、朝の4時に入院して8時頃破水、順調にお産が進んだので12時くらいに麻酔を入れた。その頃にはすでに9センチまで開いていたのだが先生が忙しくてそれより前には来れなかったらしい。そこからはすっかり体が楽になって、助産師と会話しながらお産に臨んだ。いきむ練習までできた。痛みが和らいでいてもいきむのは大変で体力が切れそうになった。血管が切れるんじゃないかと思った。息みすぎて耳も遠くなって産声も小さく聞こえた(実際は大声だったらしい)。子宮口9センチでも死にそうだったのに、あそこからさらに痛みが増してさらに力を振り絞っていきむなんて無理だと思う。
無痛分娩は賛否両論あるが私はやってよかったと思っている。痛みで力むことがないから、麻酔を入れたらお産がよく進んでするっと生まれることもあるらしい。子供は頭が大きく、予定日を一週間くらい過ぎていたので体重も重くて、無痛分娩でなかったらスムーズな出産は難しかったのかもしれない。私自身無痛分娩で生まれているので抵抗はなかった。
子宮口全開直前まで耐えたわけだけど、その時点でかなり苦しかった。周りに医療スタッフがいるし、家族が応援してくれるのだが、産むのは母親一人、陣痛に耐えている間は、真っ暗な海を遠泳しているみたいだった。応援する声だけが聞こえ、いざとなればロープで引き上げてくれるのだが、泳ぐのは自分で、少しでも冷静さを失ったら足を取られておぼれてしまうような感じ。ゴールがどこにあるのかも見えず、ひたすら泳ぎ続けなければならない。安全にあの痛みを和らげる技術があるのなら、選択肢としてもっと普及してもいいと思う。最後まで耐えていないので何とも言えないが、あの痛みを乗り越え産んだことは素晴らしいが、それが今後の人生において何かのプラスになるような気がしない。今後病気やケガなどで痛みに苦しんでも、「あの陣痛に耐えたのだから、この痛みにも耐えられる」、ということはないと思う。陣痛はいつか終わると分かっているし、終わったときに待っているのは喜びのはずなので痛みに耐える用意もできるが、病気でいつ治るかも分からないとかだったら痛みの感じ方も違うだろう。
息子はかわいくて日々かわいがってるけど、これが無痛分娩じゃなかったらもっとかわいいとか、そういうこともないと思う。