医療系の翻訳に役立ちそうな本

医療系の翻訳をする際に、肉体の細かな部位の訳語が分からなくて困ることがある。骨や臓器の位置関係や役割などの知識が足りないこともある。もちろん、勉強して全て分かっているのが理想なのだが、翻訳者が医者や学者並みの知識を身に着けるのは無理なので、便利な情報源が必要。この『肉単』『脳単』のシリーズは、見開きで図解と日本語、次の見開きで対訳の英語と、語源の説明、ページによってはちょっとしたコラムという構成になっている。語源や単語を眺めるのが好きな人以外には読書として読むのはけっこう辛い。巻末に英語と日本語の索引がついているので、そこから辞書として使うのが実務としてはいいかもしれない。

骨単―ギリシャ語・ラテン語 (語源から覚える解剖学英単語集 (骨編))

骨単―ギリシャ語・ラテン語 (語源から覚える解剖学英単語集 (骨編))

肉単―ギリシャ語・ラテン語 (語源から覚える解剖学英単語集 (筋肉編))

肉単―ギリシャ語・ラテン語 (語源から覚える解剖学英単語集 (筋肉編))

脳単―ギリシャ語・ラテン語 (語源から覚える解剖学英単語集 (脳・神経編))

脳単―ギリシャ語・ラテン語 (語源から覚える解剖学英単語集 (脳・神経編))

臓単―ギリシャ語・ラテン語 (語源から覚える解剖学英単語集 (内臓編))

臓単―ギリシャ語・ラテン語 (語源から覚える解剖学英単語集 (内臓編))

しかし知識が薄いままで、英語から日本語にすると、単語は知っていても間違った訳になったり、ちょっとしたコロケーションがわからなくて不自然になったりするので、浅く広くはこういう本で知っとくべきか(せめて、どこを見たら何が載っているかは分かるレベルにしておきたいので)。
解剖トレーニングノート

解剖トレーニングノート