Anki

一月半ほど、暗記用ソフトその名もAnkiを使っています。その前はFlashcards DeluxeiPhoneで使っていて、特別不満はなかったのですが(Google Driveによるカードの同期が楽だったし)、Nexus 7に入れようとしたら再度お金を払わなきゃいけないようだったのでやめてしまいました。Ankiは「チエシュコ マルティン:西洋古典学とインタネット利用(第2回)」を見て知りました。AnkiはFlashcard Deluxeや他の類似ソフトと同様、表に単語、裏に意味を書き込む紙の単語帳の電子版なのですが、「忘れた頃に再度出題してくれる」という点が売りです。答えを見る段階で、どれだけ確実に覚えているかに応じて次にその単語を再度勉強するまでの間隔を決めることができます。間隔は自分で設定することができます。また、カードは他の人が作ったものを無料でダウンロードすることもできます。

アンドロイド版「アンキドロイド」を起動するとこんな感じ。

「1000 nr.1」を選びました。スタートを押すと…

一問目が出題されます。

答えのページです。このカードはシンプルですが、答えのページに画像を入れたり、文字を修飾してわかりやすくすることが簡単にできます。
答えを見て、自分の覚え具合に応じて4つの選択肢のうちどれかを選びます。私はこの単語は何度も勉強したので次に勉強するまでの間隔がかなり長くなっています。同じカードの勉強を重ねる毎に間隔はどんどん開いていきますが、何回か勉強したあとでも一回「10分」を選ぶとまた短い出題間隔に戻るようです。
左上の数字、青は新出単語の数、赤は本日間違えたかもう一度見る必要がある単語の数、緑は前日以前に勉強した単語で今日もう一度勉強するものです。100近くあるのは私がヘルシンキ旅行中休んでいた上昨日もサボったからです。一日に学習できるのは100単語までという設定なのでこれ以上は増えないけど、きついのでサボらず毎日やるのが肝心かと思います…。
このソフトのいいところ:

  1. 毎日きちんと勉強する限り、単語をちょうどよい間隔で繰り返し見ることができるので、確実に定着すること。繰り返し単語帳をするのって面倒くさくなるし、もう分かってるのまで繰り返して時間の無駄だったり、あるいは分かってるつもりでよけておいた単語を忘れてしまってフォローできなかったりしますが、その辺をちゃんとカバーできます。
  2. いろんなOSに対応している。iPhoneアプリだけは有料だそうですが。私はパソコンでカードを作って、Nexusで見ています。アカウントを作ると、カードを同期することができます。
  3. 動画から字幕とサムネイルと音声を抽出して、カードを作ることができる。元々このソフトは日本語を勉強したい人が作ったそうで、そのためかアニメで勉強する例が出ていたんですが、ドラマやアニメ、歌なんかでやるとかなり勉強に役立つんじゃないかと思います。字幕の抽出とかにいろいろ小細工が必要で、もしかしたらイリーガル?ということもしなければならなさそうなので詳しい説明は割愛します。

よろしくないところ:

  • 特にないですが、単語登録を一語一語するのが面倒くさいときがあります。

効果:
忘れた頃に再び勉強するので定着する気がします。特に今勉強しているような上級レベルの単語は再度見かける機会があんまりないので、ソフトが忘れた頃に出題してくれるのは助かる。

参考になるページ: