語学学校のメンバーだが、24人ほどいて、国籍は16カ国にのぼることが分かった。日本人が4人で一番多く、イラン2人、中国、香港(中国?しかし国籍はオーストラリアらしい…)、アメリカ、スウェーデンアメリカ育ち?)、マリ、ケニア3人、アルバニア、トルコ、イエメン、マレーシア、アルゼンチン、コロンビア、ブラジル、パレスチナ。アフリカ関係はまとめがちだが、これでマリとケニアの場所及び公用語は把握した。ケニア人の一人は、「英語と、スワヒリ語と、キクユと、マサイ語を話せる」とのこと。こうしたデータは、授業で、一人一人国籍とどこのパスポートを持ってるかと宗教を言わされたことから得た。宗教はまずいと思う。この辺のおおらかさはドイツでは「あり」らしい。私のいるクラスは初級なので複雑な質問が飛ばなくてよかったけど、自分の国における宗教問題とか語らされかねない…。
宗教の質問で驚いたのはイラン人の女性。この人は、8年ほど前にこの街に来て、夫と息子と家族で住んでいる。イランで大学を卒業しており、ドイツでその勉強の続きをしたいと今語学学校に通っている。ドイツに住んでいるので単語はよく知っているようだが、文法の知識に問題があるらしい。推定年齢40代前半。この人は宗教を聞かれて、「無神論者よ」と答えていた。移民コミュニティではよりどころとして宗教が押し出されることもあるだろうし、イラン人の無神論者として生きるのは厳しいこともあるのではないかと思う。イラン=ムスリムという固定観念はドイツ人も持っているだろうしなあ。もう一人のイラン人は現代風でミニスカートをはいて学校に来たりするのだが、ムスリムらしい。