031 三浦清美『ロシアの源流―中心なき森と草原から第三のローマへ (講談社選書メチエ)』

ロシア通史をそれなりに知っていないと難しい。高校のときに習ったのってどのていどだったのか、と教科書を見てみたら、中世の記述は正教の受容とイワン雷帝くらいだった。そりゃ知らないはずだ。
カトリックと正教の狭間にあって異教を貫き、それを逆手にとって融通の利く婚姻外交を行った(嫁ぎ先にあわせて宗教を自在に変える)リトアニアが気になるところ。名前も「アルギルダス」とかファンタジーぽい。ドイツ騎士団も気になる。というかわたしはいったい何を知りたいのか…。