昨日ブックオフに行き、気づいたら10冊ほど手にしていた。100円で読みたい本が手に入る喜びに我を忘れていた。自由が丘のブックオフは充実しているし危険である。カフェまで併設している。
立ち読みで、安野モヨ子の「美人画報」を読む。「美人は美しいものを愛する」ということで、美人の友人とお茶をした際、その友人が「お茶に反射した光がキラキラしてるの見るの好き」といったようなことを言い、安野モヨ子はその間近くのテーブルの男を観察して勝手にせりふを吹き替えて楽しんでいたのでその落差に衝撃を受けた、という話が載っていてショックだった。わたしもティーカップの中の光の観察よりは隣の男のアテレコを楽しむ側なので。気になりすぎるよあのおじさん、などと友人に伝えるとよく見てるね、と言われたこともあり、人によって見るものは本当に違うのだろう。きれいなものを見ている人はきれいな感じに、おもしろいものばかり注目している人はおもしろい感じになってしまうとのことでなんだかいろいろと腑に落ちた感じ。でも、二割り増しきれいにしてもらうよりは二割り増しおもしろくしてもらうほうが楽しそうな気がするな。てそんな時点でもう駄目だね。