001 マーク・ピーターセン『続・日本人の英語』

『日本人の英語』が英語による発信者としての日本人の英語力を問う本であれば、こちらは英語を読み解く側としての日本人の英語力について述べた本。『日本人の英語』より評価が低いようだが、具体的な映画等に触れて英語の読み方(というよりむしろ英語圏、特にアメリカの文化の読み方)を例示する本としては良書なのではないかと思う。アメリカ人による作品の捉え方と、一般的な日本人による作品の捉え方との落差を知るだけでも英語理解の一助となるはず。

続・日本人の英語 (岩波新書)

続・日本人の英語 (岩波新書)