川上未映子『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』

川上氏のブログは人から薦められていて、ユリイカ文化系女子の特集でも少しだけ読んだのだけどどうもはまり込めずにいた。口語体(それも関西弁混じりで)がわたしには読みにくく、きっと口語体っていうのはその言葉を自分も持っている人しか楽しめないものでないかと思ったりもした。
この本は何よりタイトルが素敵で、思わず口ずさみたくなる感じだと思う。今回読んでみて、ざわざわした電車の中で細切れに読むのもよかったし何となくわたしが近頃離れ気味であった読書とか、読書に限らずだけど人の作ったものを読んで楽しんだりいろいろと考えたりする、という行為の楽しさを思い出して自分でもしてみようかなと思ったりした。書いてあることが特別楽しいとかそういうわけでなくても浮き足だってしまう文章で、もっと速く本買って読めばよかった、と後悔。まあ、川崎の本屋にはないんだけどさ。結局アマゾン様の世話になった。

そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります

そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります