日本語シック

昼間に親に電話したら優しい言葉をかけられて突然悲しくなり、部屋でしばらく泣く。日本語を話せないし聞くことも出来ないのが、思いの外苦痛みたい。「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」(石川啄木)というのはこれか、と実感。
しばし落ち込んでiTunesで日本の歌を寝ながら聞いたのち、スポーツを楽しもうというイベントに出かける。スポーツ嫌いだから憂鬱。でも見るのは好きだから、いったんは「別のスポーツ(飲酒のこと)をしよう」と誘われたのを断ったが、結局バルに行くことにした。そこで友達の子供の名前を漢字に直してほしい、ということでいろいろと楽しく考えたり、新しく知り合ったドイツの女の子と思いの外話が出来たりしてすっかり立ち直る。単純すぎ。ちなみにEdgar(スペイン語では「エドガル」に似た発音)を直したのだけど恵土華流にした…。なんか変だけど、仕方がない。もっと他にいいのがあったら誰か教えてください。
一緒にいた人の中に、クレヨンしんちゃんのTシャツを着ている人がいた。去年か一昨年にかなり流行っていたけど、今はそう流行ってもいないとのこと。大学生が着てると驚く。あやしくなくちゃんと着こなしていたのがすごい。写真を取り損ねたのが残念。
そういえば昼前にはTarjeta de Estudianteについて聞きにまた移民局に行っていた。スペイン大使館は入国後30日以内に手続きしろ、と言っていたがそれは気にしなくていいので、十一月に大学の授業登録が終わったら登録証込みで書類をそろえてまた来てください、とのことだった。収入証明も、国際キャッシュカードでいいと言っていたが本当なのか?何もかもが疑わしい。大学の留学生担当者は、登録証明は、入学受け入れ証でいいと言っていたけど違うみたいだし。また聞きに行かなきゃ。