2007-09-20から1日間の記事一覧

谷崎潤一郎『文章読本』

びっくりするほどの国威発揚、及び東西文化の二項対立。「いかに日本語で書くか」というよりも、「日本語で書くとはいかなることか、日本語の背景にある素晴らしい文化」について書かれた本である印象を受けた。時代背景を考えれば当たり前のことかも知れな…

MON-ZEN

ドイツ人中年兄弟の禅修行。もっとお気楽コメディかと思ったがそうでもなかった。言葉も分からぬ異国で道に迷う恐怖はデフォルメされてはいるけれど、あれに近いものはありそう。禅寺のお坊さんの暮らしも、覗く機会がないのでおもしろい。MON-ZEN[もんぜん]…

飯島澄男『カーボンナノチューブの挑戦』

分かりやすい言葉で書いてある。しかも短い。しかし分からなかった。これは作者の力量うんぬんとかではなさそう。そもそもこのシリーズは導入編であって、少し興味を持てばそれでいいのかも知れない。 ところで十年近く前の話なので、まだまだ実用には遠いよ…