2007-01-25から1日間の記事一覧

鴻巣友季子『明治大正 翻訳ワンダーランド』

明治二十年代あたりからの翻訳ものを追った本。黒岩涙香の翻案(翻訳ではない)は何と一回読んでから、読まずに記憶に頼って(!)書いていたものらしい。青空文庫で一冊読んだことあるけど、舞台がロンドンとかなのに名前が「松子」だったりでおかしかった…

米原万里『ガセネッタ&シモネッタ』

通訳やロシアに関する短いエッセイを集めたもの。全体に口悪いね。 ロシアでは、共産主義が崩壊する前は文学書が飛ぶように売れたが、今は「猫の飼い方」とか「女心」についての本(詳細は覚えてない)ばかり売れて、小説は全然売れなくなっているという話が…