2006-11-09から1日間の記事一覧

マーク・カーランスキー『1968−世界が揺れた年(前編)』

1968年当時に二十歳だった著者による、構想十年渾身の作らしい(カバーの裏より)。 ベトナム戦争、公民権運動、チェコスロバキアの政治的変化、プラハの春、パリの五月革命、メキシコのトラテロルコの大虐殺、とさまざまなことが起こった年が1968年であった…

長谷川イザベル『共和国の女たち−自伝が語るフランス近代』

パリのお針子、ブルジョワの令嬢、農村に生まれ育ち小学校教師になった女性、ジャーナリズムで活躍した女性の四人の自伝を元に、各時代のフランス女性の生き方をまとめたもの。冒頭は著者の家族の女性(母や祖母、自分自身)を紹介している。 女性にはろくに…