ヘルシンキへの旅 1日目 移動と少しだけ散策

朝10:20発の飛行機に乗るために朝六時起き。おにぎりと昨夜のサラダを持って出かける。空港バスでも飛行機でもよく寝た。今回まるで計画を立てていなかったので飛行機の中でガイドブックを読破するつもりだったのだが、ほとんど読めず。
飛行機の中から海が凍っているのが見えた。地表は雪に覆われている。ほとんど車も走っていないように見えたが、さすがにヘルシンキに近づくと交通量が増えてきた。
ヘルシンキ空港は日本人がたくさんいた。フィンランド観光の人もいるが、ヨーロッパの他の場所への乗り換えとして使っている人が多いようだ。聞こえる言葉は関西弁が多いような。
フィンランド航空提供空港バスに乗ってヘルシンキ市内へ向かう。寒いが、よく晴れている。

バスの中。停留所はフィンランド語とスウェーデン語両方でアナウンスする。英語のアナウンスもかかったが、独特のイントネーションの英語で響きがおもしろい。「かわいい」といって差し支えない。
バスは30分で駅前に着いた。第一印象は、けっこう地味。バスを降りたところで、空港内をうろうろしているうちに毛糸の帽子をなくしてしまったことに気づいた。一番必要なのに…。仕方がないので、大判のマフラーを常に頭に巻き付けて歩き回ることとなった。怪しいことこの上ない。最初は歩くつもりだったが方向がよく分からない上に寒くて荷物もあるのでタクシーに乗った。タクシーの運転手にも英語が通じる。しかもけっこう優しい。
宿には五時くらいに到着。宿は夫がネットで取ってくれた、港の近くにあるアパートHellsten SENATE。広々としているし、台所も付いている。シャワー、トイレ付きで、さらに全館共同のサウナもあって予約できる。建物自体がアールヌーヴォーでなかなかよい。しばらくネットでフィンランド料理を調べたりしたあと、外出。


二人とも体調がいまいちで、絶え間なくヒースローで買ったのど飴を舐めながら行動を続ける。歩いて中心街に行き、途中でMarimekkoに入ってみたりした。さすがMarimekko、客は全員日本人だった。多分日本で買うよりは安いんだろうけど、安くはないが高すぎない、素材の割には高級感ある絶妙な値段設定(多分木製でmarimekko柄のおぼんが30ユーロとか)にうなりつつ何も買わずに立ち去る。その後高級デパートのStockmannをぶらつき、夕食を手軽に食べられておいしそうなところを探すが全然ない。高いし。Forumというモールのような駅ビルのようなところにも行ってみたがこちらはファーストフードばかりでいまいち。結局フードコートでフィンランドっぽいものを買って食べることにした。買い物を済ませてそそくさと帰宅。
晩ご飯は意外と豪華になった。さすが高級デパート、味もなかなか。左側の練り物のようなものは実際練り物に似ていた。鮭が入っていた。肉団子は特にフィンランド風というわけではなく、オリーブの入ったトマト味で地中海風だったがおいしかった。チーズはフィンランドもの。パンもフィンランドのパンだったはず。左奥の黒っぽい棒状のものはソーセージ。中にはお米のようなものが入っていた。スペインのモルシージャ(血でできたソーセージ)によく似ているが、より食べやすい。

二人とも体調がすぐれないので食事を取った後とっとと寝た。