Anarchism: A Very Short Introduction (Very Short Introductions)

速読練習用第三弾で読んだ。全然基礎知識のないものを英語で速読するのは無理があった。
アナーキズムとは、政府を転覆しようという暴力的なものではなく、巨大な国家権力によらずに小さなコミュニティでの相互扶助を基本とした形態を目指すってことなのかと理解した。一昨年バルセロナに滞在中に巨大デモに遭遇したのだが、アナーキストの旗も翻っていた。カタルーニャというのはアナーキズムで有名な活動家を何人も出しているし、スペイン内戦中には一時期アナーキストが支配していたはず。リージョナリズムと相性が良さそうだもんなあ。あと地産地消というか、ロハス的な取り組みもアナーキズムと親和性があるらしい。本の最後は「環境問題が人類の生存そのものを脅かす今、アナーキズムは1つの実現可能なオプションではなく、アナーキズムこそが必要とされている!」みたいな文章で締められていた。
著者が学者ではなくリアル活動家みたいなので、全体的にアジられている感じがある。

Anarchism: A Very Short Introduction (Very Short Introductions)

Anarchism: A Very Short Introduction (Very Short Introductions)