ニュームーン/トワイライト・サーガ

晩ごはんを作りながら見た。この次のエクリプスはスイスにいたときに、語学学校のクラスメートに誘われて映画館で見ている。
日本の少女漫画みたいな話だなと思った。それも二十年くらい前の...。好きになった人は吸血鬼、心の傷を癒してくれるかわいい(けど肉体美の)年下の男の子は巨大な狼に変身する一族の一員。主人公は吸血鬼を魅了する特殊な血と、彼らの超能力を受け付けない謎の能力により、彼氏だけではなく吸血鬼一族をも翻弄し、事件に巻き込まれていく。でもいつも危険が迫れば彼氏か年下男子が助けに来てくれるし、優しいパパが見守ってくれる。
主人公は自分と彼氏のことしか考えていないのだが周りの人は彼女を助けてくれる。また、特殊な血や能力はもって生まれたもので、吸血鬼と交流することにより、はじめて見いだされる。
あまりにも主人公に都合よすぎだし、なんだかなあと思ったが、これに恋愛に憧れはあるけど彼氏はいないしどうしたらいいかわからない、夢見がちな女の子がはまるのはわかるようなきがするなあ。おとなしくてじみでも、自分でも気づかなかった、じぶんの中の特別な要素を素敵な、でもかなり危険な男子が見出だして、夢中になってくれるなんて最高の夢物語じゃないか。さらに自分のためにイケメンが争ったりとか...。私自身が地味な、音楽や漫画好きの、非モテな思春期を過ごしたので、この映画にうっかり自分を重ねているかもしれない女子たちについて妄想してしまう。チューリッヒで見たときには実際地味な中学生くらいの女の子のグループが多かった。彼氏と来ているような子はいなかったと思う。
この前の「初恋」はわりといいらしく、このあとのエクリプスは結構笑えて、最新作は爆笑らしいので、段々映画として崩壊してるんだろうか...