Díaz, Junot. Drown

ぶつ切れの単文が続くので読みやすいように見えるが、文法破格が著しいので文意を取りにくい。口語体の小説は外人には厳しいと思う。俗語もかなり多い。
著者はドミニカから九歳六歳の時にアメリカに移住している。エンピツも満足に買えなかったドミニカ時代を思えば作家として成功するなんてアメリカンドリームの極致にも思える。中南米関係の文学は、本国で筆を執っている人は超エリートで、底辺にある庶民が書き始めるのはアメリカに行って初めてという印象がある。

Drown

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必死に読んでいたら、翻訳があった。
ハイウェイとゴミ溜め 新潮クレストブックス

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追記。