028 廣岡正久『ロシア正教の千年−聖と俗のはざまで』
ロシア本第三弾。
988年に東方キリスト教を受洗してより、権力と時に結びつき時に権力に迫害されたロシア正教を追う。
正教もロシアの歴史もほとんど知らないまま読むのは厳しかったかも。語り口は平易で分かりやすいのだが。この本が書かれてから十年以上が過ぎたが、ロシア正教会を取り巻く状況はどれほど変化したのだろうか?分離独立運動が直接教会内部にも反映されるなどが興味深いのだけど、その後を追った本は著者は書いていないみたい。
時代は現在からさかのぼるが宣教師ニコライの本でも探してみようか。新書で。
メモ:
帝国教会としてのロシア正教会と地域のものとしてのロシア正教会
- 作者: 広岡正久
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 1993/12
- メディア: 単行本
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