毎日について書くことがない。どんな日常を送ろうとおもしろい文章を書く人はたくさんいるので働き出したからとかじゃないな。会社でおもしろ出来事は毎日起こっているし友達と楽しく出かけたりもしているのだが。ただ最近は平日は遊びに行く気力がなく、定時で上がれてもそのまま帰宅している。本を読むのが至福という日々。その他のことよりも小説のほうがおもしろいこともある。大学時代の先生が小説以上におもしろいことは私の人生にはありませんと言っていてこの人はなんだろうかと思ったけどそれも少し分かる気がしてきた。友達が必要ないとか毎日がつまらないとかそういうのとは多分違うのだと思う。でも今外国語の本を苦しんで読みながら(分からないし遅いから)よく知りもしない国の知るはずもない人間がどうのこうのやってるのを辿りながら考えているのは贅沢な時間であるように感じている。家に閉じこもっていないで外に出なよとか、そういうときにはほっといてくれと思う。
フォークナーを読み出したらあまりに難しく英語もおかしく、進まなくなりちょっと放置気味になっている。英語に性がなく人称の複数や単数にもあまりこだわりがないところがおもしろくしているのじゃないかなと思う。Iが誰かすぐには分からないことは、男女で形容詞の活用が変わるラテン語関係や、日本語のように一人称が多すぎたり男女で話し方がまるで変わる言葉ではあまりないことではないかと思う。その辺はわたしが英語話者でないという問題があるので言い切れない(英語話者なら誰が話してるのかすぐ分かるのかもしれん)けど、スペイン語や日本語の翻訳だと主語が誰なのかクリアになりすぎておもしろくないかもしれないな。