004『昭和陸海軍の失敗』

前は先の戦争関連の本は基本的に避けていたのだけど、最近はそうでもない。これは連れの本を勝手に読んだだけだが…。
これは文藝春秋での座談会二回分を収めたもの。前半は陸軍、後半は海軍について。福田和也がちょっと浮いてる感じがする。
陸軍と海軍の組織としての問題、だめだった軍人光っていた軍人などが話題に上っている。よい組織/悪い組織とは何か?を考えるのにもいいかと。
あまりに戦争のころのことを知らないなとまたしても実感。「無垢な人が殺されたあの戦争はすべて過ち、でもそれを過ぎ去ったわたしたちはこれからも平和で善」みたいなのはよくないと思う。もう少し被害者としての悲惨、以外の観点から歴史を知りたいと思う。