星野力『甦るチューリング―コンピュータ科学に残された夢』

ひとまず読了はしたものの、チューリングさんが何者かということも上手く説明できない程度にしか分かりませんでした。そもそも、「チューリングマシン」が何か分からない。わたしには分からない新しい世界が広がっている感じがして少しだけわくわくしました。でも分かる日が来ることはないと思う…。
一時期親しくしていた人が『ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環 20周年記念版』を(確か)読んでいたり、哲学者の名前を挙げていたりしたけど、そういうのはもろに情報工学の根本につながっているらしい、ということがおぼろげに分かった。コンピュータなどばりばりの工業製品で、哲学やら自意識やらからはるかに遠い地点にあるように思っていたけど、むしろすぐ隣に(むしろそのものなのか?)あるらしい。

甦るチューリング―コンピュータ科学に残された夢

甦るチューリング―コンピュータ科学に残された夢

引き続きDNAに関する本を読み出した。『生物と無生物のあいだ』ではあまりよく書かれていなかった二重らせん発見者ワトソンの手になる本ですが、書きぶりのテンションが高くてさくさく読める。あまりにもさくさく読める本は要注意だと思うので、話半分に読み流していこうと思う。折しも遺伝子が全てを決定することに懐疑的な意見の著者の本を読んだばかりだし。
巻末についていたブルーバックスの既刊本リストにおもしろそうなものがいくつかあった。
死因事典―人はどのように死んでいくのか (ブルーバックス)

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理系の女の生き方ガイド―女性研究者に学ぶ自己実現法 (ブルーバックス)

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古代日本の超技術―あっと驚くご先祖様の智恵 (ブルーバックス)

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