『よくわかる最新通信の基本と仕組み 第2版―意味と役割を基礎から学ぶ 通信の常識』

仕事用。電話の仕組みから、移動体通信、インターネット、IP電話ユビキタスまで。取り扱っている範囲が広すぎ(通信すべてを扱うのだから当たり前だが)て、「これも通信でくくれて、インターネットってのは何となくこんなものか」と人に説明できない程度におぼろげに分かるような感じ。一つ一つのことは別のもっと重厚な本で勉強して、参考書代わりに手元に置いておくのがよい使い方かもしれない。図も多く見やすい。図がシンプルで苛々しないのは好印象。
この本とは別に、電気全般の本も半年ほど前に買っており、こちらは遅々として進まない。「やさしくわかる」類の本は、とっさには初心者が分からないようなことをイラストを添えて簡単な振りをしてやさしい語り口で書いてある。が、普通の人間が即飲み込めるほど簡単なわけがなく、難しいことをコンパクトにまとめればイラストを入れようが、語り口がやさしかろうがますます分からなくなるだけ。そのあたりは承知の上で読むしかないのだろうか。難しくてもいいから、本として良質でおもしろいものを読みたいのだけど仕事だから仕方ないかな。