浦出善文『英語屋さん―ソニー創業者・井深大に仕えた四年半』

英語屋としての身の立て方を解く本ではない。ある日突然創業者の英語係兼鞄持ちになってしまった著者の思い出話が大半。だけど、偉い人に随行して通訳をしたり、お客様を迎えたり、そういうときの周到な下準備や心構えなどは参考になりそう。この仕事を著者がしていた頃は今のわたしと同い年くらいなのだけど、仕事への気構えが違う、通訳になるならこれくらいの心配りは職業として必要なのだろう。

英語屋さん ―ソニー創業者・井深大に仕えた四年半 (集英社新書)

英語屋さん ―ソニー創業者・井深大に仕えた四年半 (集英社新書)