マーク・カーランスキー『1968 - 世界が揺れた年(後編)』

返却期限を過ぎていたので一昨日慌てて読了。
パリ五月革命、ビアフラ内戦、シカゴの混乱、トラテロルコの大虐殺を経て、ニクソンアメリカ大統領となり、締めは月への着陸。月への着陸とかであっさり美しくまとめないでおくれよ、という感想を持った…。あれだけ盛り上がった運動がいかにして秩序への回帰というかけ声で収束あるいは圧殺?されていったのかそのあたりの追跡が足らないような。でも、1968年という年に、世界で初めてメディアを通じていろいろなことがつながり、世界で同時進行でさまざまな出来事が起こったことをまとめて知るには良書。

1968―世界が揺れた年〈後編〉

1968―世界が揺れた年〈後編〉