いろいろと調べ物をしていたら、通訳研究業界(?)では言葉を三つに分けて考えるらしい。Aは母国語。Bは母国語と相互に通訳が出来るレベル。CはCから母国語には直せるけれど、その逆は難しい「受け身」レベルの言語。海外の専門職大学院の通訳関連のところを見たら、Bレベルに達していると見なされるにはその言葉が話されている国に続けて一年以上いたことがあること、Cは六ヶ月以上、となっていた。あくまで「入学時の条件」としてのレベルで。そこに入るには、A、Bレベルの語学が英語フランス語のどちらかである場合二カ国語でもいけるが、そうでない場合はCレベルの言語を二つ持っていなければならない。かなり特別な事情がないと二か国に各半年以上住むなんてないよなあ。ヨーロッパ内ならよくあることなのかもしれない。ドイツ人は、「大学で語学を専門に選んだ人はその言葉を話している国に半期は留学するのが義務になっている」って言ってたなあ。
今のわたしのスペイン語力はBではなくCなので(訳せないことはないけどニュアンスは落としてしまう)、十ヶ月弱は滞在していたのに、勉強もしているのにこれって何だろうと思ってしまう。文章の構造も、考え方も違うから仕方ないのかな。でも日本人でも話すのがわたしより上手い人なんてたくさんいる。一番目につく部分だけに語学出来る=ペラペラと見るのが普通だし、口べた(?)なのは辛い。一方で読むのもそこまで速いわけでもないし、書くのもそんなに出来ていないし。
あと一月ちょっと、ガイド試験に向けて底上げを図るべく作文や単語には力を入れていくつもりだけど少しでも前に進めるようがんばるしかないか。母国語レベルに達することはありえないそうなので、行きつ戻りつしながら少しずつ向上していくしかないらしい。日本語ですら読み書きを怠ると理解力や文章力が落ちるから、外国語なら当たり前。