意見を求められて困る質問の数々

そもそも、意見を求められること自体に慣れていないのでそれで戸惑う。スペインにいた頃に聞かれたこと、最近留学生と話していて意見を聞いたこと。考えたこともないし、よく知らないし、いいかどうかすら疑ったこともなかったりするトピック。知っていてもあまり日本で意見戦わせたりすることない。そもそも、イエスかノーかはっきり言うこと自体ない。意見を言えるかどうかはまた別の話だけど、知らないよりは知っていた方が言いやすいと思います。もちろん、ヨーロッパ人(とここではくくっときます)がいろいろな事象に精通していて日本人よりかしこいとかいうことはないはずで、基礎にしている知識が多かろうと少なかろうとはっきり意見を言うことになっているというだけの話です。だからなおのこと、何も言えないのはかなり辛いものがあると思います。

  • 捕鯨
    • 捕鯨は悪いことのようです。ヒューマニズムに訴えるのか、日本人にとっての犬肉、猫肉のようなものなのか。肉食の人々が鯨食にはなぜあんなにも過敏に反応するのか。
  • 死刑
    • EUに入るのには死刑の廃止が条件の一つらしいです。野蛮の象徴のように見なされるようです。「死んで責任を取る」という考え方は日本独自のものなのでしょうか。死刑の代わりに、「懲役400年」とかのあり得ない数字が出てきます。
  • 皇室
    • 昭和天皇今上天皇、皇太子の名前は覚えておいたほうがいいです。象徴天皇制とかも説明できるといいと思います。雅子さまは古い日本の伝統に押しつぶされたかわいそうな先進的な女性と思われているような気がします。
  • 日中関係
    • 圧倒的に日本に不利な報道がされていると思います(反日デモなど)。この六十年間ひたすら国家をあげて第三帝国を否定し続けているドイツと比べると、日本が何の反省もないと思われても不思議はありませんが。
  • アメリ
    • アメリカを嫌い抜いている人が多いです。ヨーロッパ人がいかにアメリカ人と異なっているかと説明されたことがあります。日本がどれくらいアメリカべったりであるか、欧米といっても九割はアメリカを指しているのではないか、など一度確かめてみるといざ話すときに便利だけど、それについて説明する勇気が出るかはまた別の問題です。
  • 移民
    • 日本もひとごとではありません。
  • カタルーニャ