昼過ぎから正文館に日本史の教科書を買いに行く。山川のやつ。万博がらみか名古屋関連の本がたくさん積んであったので立ち読みする。ミーツの名古屋特集もあり、関西人から見たヘンテコ名古屋の描写は馬鹿にしすぎかとも思ったけど「刺激はないけどまったりとそこそこ楽しく暮らしたい人にはぴったり。」みたいな話には同感。東京するめクラブ 地球のはぐれ方は名古屋のほかにも熱海とかいろいろな場所に行っている。他の「なんとなく微妙なスポット」と同列なのか…。大名古屋大観光が写真も多いし店も場所もたくさん載っていてガイドとしてよいと思った。でも三河地方まで「名古屋」という言葉でひとくくりにするのはまずいと思う。
夜、スパニッシュ・アパートメント [DVD]を見る。スペインのバルセロナでヨーロッパ各国の留学生七人が共同生活、という内容で、懐かしいかなと思って見た。七人で一つのピソは住みすぎのように思えるし、何でみんな英語しゃべってるの?と違和感を感じた。まあそれは単に私の周りの人の例が違ってただけかも。ピソの住人同士の絡みがもっとあるかと思いきや、最後まで名前と国籍を覚えられない人が大半で、そういう多国籍のピソに住んでる、というのは中心の話じゃなくて背景に過ぎなかった。おとなしめでどっちかというと冴えない主人公が異国に他人と暮らしてどう変わるか、という冒険譚めいた話。偶然知り合った新婚有閑マダムを誘惑したり(そのときには必ずピアノ曲が流れて笑える)、彼女に振られたり、同居人のどたばたに巻き込まれたり。あと一つのヨーロッパのアイデンティティというのもテーマっぽかった。一つであり、多であるという。まあでも全体としてはコメディで、最後にいきなりまじめになる感があってなんだかばらばら、留学生生活の思い出と何の関係もなかったらあんまり面白くなかったと思う。それでもどことなくおしゃれめいているのはフランス映画はずるいとなんとなく思った。