寝ていたら友達から電話。体調が悪いので保険会社の電話番号を教えて欲しい、とのこと。家に行ったらかなりひどいようだった。私も胃が悪いので、昨日のレストランで何か当たったのではないか、と二人とも疑う。取りあえず電話をして病院を予約してもらい、タクシーで病院まで行く。ほとんど何も飲み食いできなくてぐったりしているので点滴でもされるかと思ったら何もなかった。「急性胃腸炎で、ウィルスによる病気で二、三日で治ります。これ読んで治してね」と対処法を書いた紙を渡されただけ。帰りは友達をタクシーに乗せて薬を買ったあと帰宅。ポカリの粉末のようなものを処方されたけど私も友達もミネラルウォーターを持っておらず、ガスは止まっており、水道水をこんな時に生で飲むのも恐ろしくて友達に電話。「ミネラルウォーター持ってる?」と聞いたら今日もまた旅行中でバジャドリードにはいないとのこと。また別の友達に電話。今度は無事にミネラルウォーターをもらうことが出来、さらに電気ポットやレモンも渡してくれた。おかげでいろいろと水分を取れたし少しよくなったようなので家に帰る。
夜は映画を鑑賞。またよく知らない人が三、四人…。映画は私の借りてきた"Pan y rosas"(邦題は知らない)だった。でもこれは失敗だった。よく知っている人五人までならいいけど、よく知らん人と見るならもっと軽めで笑えるようなんがよかったかもしれんと思って後悔する。内容はアメリカで搾取される移民が労働組合の指導をしている若者によって立ち上がるというもの。特に前半がプロパガンダじみているように感じた。指導者として二人の若者が出てくるがその一人の女の子の方が私が前の大学でよく見かけた活動家の人たちに似ているのが印象的だった。アメリカでの移民の状況について知るならいい映画だと思う。映画のあと、写真を交換したり話していたりしたら三時まで居着いてしまう。明後日テストらしいのに。しかしスペイン語で三時まで会話できるようになったとはすごいことかもしれん。