今日はバレンタインだったので、テレビはハートで溢れていた。でも日本みたいに愛を告白する日というわけでもなさそうなので、特に何事もないように見えた。

公立の図書館に行ってから大学に行く。図書館はCDの品揃えがすごくて、帰国までにできるだけ借りまくってコピーしようと張りきっている。特にアラビアスペインとか、セファルディーのロマンセとか、まず日本では聞けないものを、と思うのに今借りているのはmadredeus…。とユダヤ音楽。特に民族音楽と、クラシックに強いようだ。ちなみに楽譜まで貸し出している。本はアントニオ・マチャードと源氏物語の西訳を見つけたので借りてきた。

大学は授業が今日から開始でイスラム美術の授業など受ける。後ろに座っていた五人組がとにかくうるさく、げんなりしたが先生がまだ来てなかったので騒いでいても問題はないのでどうにもならず。日本の学生が友達とわーっと内輪ネタで騒いでいるのと同じような感じ。その授業は見たところ留学生はいないみたいだった。
先生が亡くなった授業は、代わりが見つかっていないみたいで後ろの学生が「お金の問題か?」と小声で言っているのが聞こえた。

帰宅したらまた同居人がナーバスになっていた。

スペイン人はわりとお節介だけど、見知らぬ人に対してオープンではない。学生の様子を見てるとそんな感じがする。こっちにくるまでは、そうだと思ってたけど、そんなことはないようだ。年配の学生が、「最近の若者は友達同士の小さなグループに固まってしまって他の人と交流しようとしないのでけしからん」と言ってたので最近の傾向なのかも分からん。まあ全体的にイメージしてたよりは暗い。「オラ、アミーゴ!」というのはどこかですり込まれた幻想か、他のスペイン語圏のイメージと混ざったのではないかと思う。