もう一月以上経ってしまった。

この間日記を書いてからまた病に倒れて四日間寝込んだり、その後ばたばたしているうちに授業が終わって休みの間中旅行したりしていた。旅行はご飯は贅沢めに、宿は安めに、という感じだったけど、スペインを冬旅行する際に宿を安く抑えすぎるとシャワーのお湯が出なかったり暖房がなくて冷え切ったりする、ということを学んだ。夏ならシャワーがぬるま湯でも冷暖房がなくても何の問題もなかったけど。地方の都市(人口十万人くらいまで)なら二人で30ユーロくらい出せば快適だけど、大観光地ではそうはいかないみたいだった。

昨日から授業が再開。私だけでなく、留学生は皆スペイン語がなまっている。ここはドイツよりも寒い、とドイツ人がこぼしていた。昨日はマイナス七度を記録、朝八時過ぎに外に出たらダイヤモンドダストのように空気がきらきらしていた。木々は真っ白になっていたが、バジャドリード出身のスペイン人によればそれは雪ではなく凍り付いているだけとのこと。寒すぎて耐え難い。

この寒いのに、部屋には黴が大発生して昨日から黴取りに追われている。今日は原液に近い漂白剤を刷毛で壁に塗りたくってみたところ、かなり黴が取れて白くなった。何かが解決すれば何かが起こる。暖房を入れる時間も長くなって、寒さはましになったというのに。

旅行記が出来たら、そのうち載せようと思う。せめてメモだけでも、今回は残したい。