久しぶりに日本語で。
先週の金曜日の夜から昨日まで、Sevilla方面に旅行していた。その間に、私の住むValladolidでもETAによる爆弾テロがあったのだが、何も知らなかった。今回の旅行は前回も訪ねた人のモロッコ旅立ちを見送るとともに、また飲んだくれようという企画で、まさにその通りになった上に毎回バスに遅れそうになって走ったり変な人に追っかけられたり、漫画のような旅行になってしまった。
ロッコに行くというのに大量の酒その他を抱えていた彼の荷物を、私と友達で日本に送ることにして、いろいろと預かってきた。その中にCDが大量にあって、今曲名を取得しているところ。まさか、スペインで長渕剛やら横浜銀蝿やら夏木マリをコピーすることになるとは思わなかった。
今回は二度と行くことはないであろう、スペインの飛び地セウタにも足を伸ばした。見送りでアルヘシラスまで出たので、そこからフェリーに乗って。到着した途端、「バス、バス、セントロセントロ」などと声をかけてくる怪しい客引きがたくさんいたり、ターミナルの中でものを売るおばさんがいたりとスペイン本土とは異なる怪しい雰囲気が…。たくさんモロッコ風の人もいたし、スペインでありながらスペインではない場所でなかなかおもしろかった。せっかくだからクスクスを食べよう、と言っていたけど見つからずアラブ風カフェに入ってモロッコ菓子?とミントティーを飲んだ。ミントティーもモロッコ菓子も、けしておいしくないわけではないが今までにない味で食べるのが少し苦しく、日本食を前にして顔をしかめる同居人の気持ちも分からんでもないと思った。セウタは結局三時間ほどしか滞在せず、何かよく分からんままに立ち去った。