柏倉康夫『ノーベル文学賞』

ノーベル文学賞設立から、90年代頭までの歴史をざっと振り返る。だいたい時系列になっている。詳しく取りあげられている作家は、略歴と主な作品のあらすじなども載っていて、ちょっとしたブックガイドのような感じ。「ノーベル文学賞の裏側」が書かれているのかと期待したけれど、そういう本ではなかったので個人的にはがっかり。「ノーベル文学賞」を知る教科書のような本。とても読みやすい。