2006-07-21から1日間の記事一覧

竹下節子『聖母マリア―「異端」から「女王」へ』

処女でありながら母であるような女性が崇拝の対象で理想だなんて、あんまりだとマリア様を見るたびに思っていた。普通の人間では実現不可能なことである。 オリエントの一乙女が神の子の母となり、キリスト教の広まった土地にもともとあった女神たちを飲み込…