授業で死刑制度イエスかノーかの作文が課題に出た。今回のクラスはロシア2、台湾2、キプロス2、ブルガリア、韓国、カザフスタンウクライナ、シリア、エジプト、チュニジアルーマニア、日本各1のまたもや国際色豊かな構成で、あいかわらずEUの人が少ない。で、ウィキの図によれば、クラスの人の出身国のほとんどが死刑を廃止していない。死刑を廃止した国の人は、たいてい死刑制度にノーと言うし、何がいいのか分からないとか民主的でないとか言う。その他の国の人は、絶対必要!とは言わないものの、絶対不要とも言い切れないと感じているみたいだった。
選択肢として死刑があると、その可能性なしで人を裁くことが考えられない。死によってしか贖えない罪もあるのではないかと思う。しかしとても重い犯罪を犯した人に対して、「さあ死刑になってしまえ!」という興奮を感じるのは自分でも恐ろしい。いずれもかなり感情的な問題なので説明はしづらい。結局いろいろと考えてはいたものの(池田小の事件とか)、課題を書きもしなかった。
先生は「イエスかノーか」が非常に言いやすい課題だと思ったらしい。でもそうでもないと思う。ドイツにわざわざ勉強に来ている人はどこの国の人でもヨーロッパに少しは被れているから、死刑の悪い面を見たりもするだろうけど、各国の事情だって分かる(文化と密接に絡んでもいる)から一口に反対に回ったりもしないだろう。