Mendoza, Eduardo. El asombroso viaje de Pomponio Flato

アマゾン様何でも売っていらっしゃるな。
2008年3月発行、わたしが買った版の帯には第15版、25万部の売り上げ、と言う文句が踊る。よく売れているらしい。
友人に貸してしまって本がないが、適当にあらすじを。
紀元一世紀、特別な効果のある水を求める旅をしていたローマ人ポンポニオ(ラテン語的にはポンポニウスか)が流れ流れてナザレに到着する。その頃、裕福なユダヤ人を殺した罪で大工のヨセフが磔の刑にかかるのを待っていた。父の無実を信じるその息子イエスがポンポニウスに真犯人を捜すように頼み込み…。
キリスト教基礎知識、ギリシャ・ローマ古典基礎知識が必要らしい。あまりよく分からない箇所がたくさんあった。でも、「この人を見よ」のくだりなどちょっと笑えて、ウィキペディアでecce homoを調べる前から笑えたので普通に楽しめるストーリー展開ではないかと思う。
元々あるストーリー(ここでは聖書)を下敷きにしたものって、その元々の話の結末は変わりようがないので、そこにどうつながっていくのか、というのを読者が推理するのも楽しみの一つなんだと思った。

El Asombroso Viaje De Pomponio Flato

El Asombroso Viaje De Pomponio Flato