ドイツ語とか

やっとドイツ語が上達してきた。(同レベルの)外人同士ならまあまあ会話も楽しめるようになった。最初の二三ヶ月は苦行でしかなかった。理由、目的、時間の前後関係、逆説などの副文を使わずして会話するのはわたしには無理だ。あと、○○するのは難しい、○○するのは楽しい、などの形の構文を使わずにも会話不能であることがわかった。これらの構文(具体的にはzu不定詞の文)を学んでからはけっこう上達した気がするよ。
今回は今までの語学学習(初級)で最高の先生に恵まれたので、幸運だったと思う。生徒を動機付けして、独自のメソッドで文法事項を詰め込むのが上手かった。わたしのいたクラスは入門から初級に移行するくらいというか、半端な生徒の集まりという感じだった。二年間ドイツにいて話すのは話せるが、文法がぐちゃぐちゃな人、初級文法は全てやっているが実際に使えない人、文法を自分の国で途中までやっている人、とばらばら。ドイツ語は文構造と、名詞の格変化、名詞の性と複数形が難しいのでそこを重点的にやった。不規則動詞のリストと特定の前置詞取る動詞のリストを丸ごと覚えさせられたり、授業のたびに名詞の性と複数形を問われて答えられないと怒られたり、とにかくスパルタだった。途中からは、そこに同義語を指摘するとか、ドイツ語の意味をドイツ語で説明するとかが加わった。自分がその時点で使えない単語をコツコツ覚えるのは正直めんどうすぎてあまり熱心にやらなかったが、中級近くのレベルに近づいてその大切さが今さらながらよく分かった。
しかし日本人のLとR聞き取り、発音問題については特効薬をしらないようだった。今ネットでちょっと調べたけど、やはり難しそう。多少不自然でもいいから、区別をつけて発音できるようになりさえすればわたしは満足なのだが。