最近気になっていることがいくつかあって、そのひとつは「女子」という言葉なのだが、これはいかなる年齢層が使うものか。男子/女子は高校生くらいであんまり使わなくなり、その後十年位して最近また「女子」をよく聞くようになった。女性誌のつり革広告(たまに中身も読む)観察によれば、「女子」は「女の子」でもないしましてや「ギャル」じゃないし「大人」「大人の女性」でもない人が使うんだろうかという印象がある。「女の子」から「大人」へ変わるのは(積極的にそれを打ち出し始めるのは)、二十代後半くらいではないかと思う。もう若くなくなりつつあるし、という焦りから若い子に差をつけるのは「大人の余裕」とかそんな感じで。年齢が上がると露骨に「大人=金ある」なのか?という展開を見せ、載っている品物の値段が上がる。クラス感があるとか何とか、若さも失いお金もない人はどうするのか…と暗い気持ちになるような感じ。女の子でももはやなく、大人の女にもなりたくないしなれない人が「女子」なのか?とかよくわからない。
もうひとつ気になるのは、オリーブ少女に対応する若者はいるのかということ。ただ、オリーブ少女が、オリーブが元気だった頃にも実態として存在したのかは不明。オリーブを読んでいた女性が今20代後半から30代くらいで、子供をもったりしていて「(こころが)ゆたかな暮らし」とかを夢見て読むのがku:nel類なのかもしれないが、その若者版はどこに?おしゃれも好きだけど流行りはいや、本なんかも読んでいたらかっこいいかもしれない、恋にも興味が…みたいな内容だった気がする。そういうの好きそうな若者は今はどういうところにいるのだろう。