アンダルシア

Kosovoがついに独立宣言をした。スペインはまだ認めていない。最近、アンダルシアの自治を掲げる政治団体がやっているっぽいニュースクリップ的なブログIdentidad Andaluzaを読んでいるが、それによればアンダルシアのある政党がKosovo独立を祝福し、「われらの国家もいつの日か」と言っているとか。
アンダルシアはイスラム支配下に800年ほどあり、レコンキスタの完了によってキリスト教徒の手の内に入ったのは「わずか」500年ちょっとである。ここ数年のあいだに、アルハンブラ宮殿を見晴らすすばらしい位置にイスラムの大物からかなりの支援を受けたと思われるモスクが完成し議論を呼んでいる。このあいだはトルコの首相まで訪れていて驚いた。「500年の時を超え、我が父祖の地に戻ってきました」というようなことも、モスクの説明書きにあった。
アンダルシアのアンダルシア性を訴えるときに、やはりイスラム的要素は欠かすことができないらしい。イスラム教徒が中心の政党もあるようだけど、一般にこうした運動がどれほどの支持を得ているのかわからない。スペインはカトリック国だし、イスラムへの嫌悪・恐怖はあると思う。
ちなみにアンダルシアはスペインの中でも貧しい地域で、景気はいいが固有の言語があるために部外者には入りにくいバスクおよびカタルーニャ労働市場に参入するために、若者にバスク語カタルーニャ語を教えると言う提案もされているという(記事が見つからず)。
おりしも総選挙を控えているのでニュースを追っているのだが…。ニュースソースはおいおい補完するつもり。スペインって興味が尽きないな。カトリックのお偉方が選挙を前に、現政権に投票しないように訴えるようにも取れる発言をしてもめてるし、なんだか他にもいろいろ。今回は、テロとかが起きずに無事に選挙が終わることを祈る。