信じられないほど遊んでいる。スペイン語で話すしかない相手と遊びまくることが会話上達の近道だというのは本当だと思う。おかげで話すだけならそんなに苦にならなくなってきた。勉強してないのは問題だけど。

遊びまくっていた記録は補完。中心街にすらほとんど出てないよ…。これは京都に住んでいたとき以来の生活で、驚くべきことだ。せっかく外国にいるんだから、もっとその機会を生かして何か有意義なことを、というのももっともだけどいろんな国から来た留学生の友達と遊ぶなんて滅多にないことだとも思う。

今日は大学に行くことは行って、友達に昼ご飯に誘われたのでありがたくごちそうになり、午後のアラビア語に行って、パソコン室に行ったら友達に会い、一緒に図書館に行って帰ってきた。図書館に行った友達はまじめな話を主張するのが大好きらしく道すがら(往復三四十分)いろいろと語られた。私は討論は好きではないので聞いてただけだが、討論が好きでないだけにたまに主張したいと思うことがあっても上手く出てこない。しかもスペイン語…。別れ際に「今家にフランス語の教本がある」という話をしたら「ぜひ我がフランスの文化を広めたいので何でも聞いてくれ!」と言われた。日本語にはよい単語がないのだが、「僕は愛国主義者だからハハハ」というようなことを言っていた。こんな発言を素でアジア人同士でできるだろうかと考えると分からない。

そして海外で日本のよさを主張してる日本人を見たことがない。日本が好きな人は海外に出ないような気もする。自分のセールスポイントをどんどんするのがよい文化と、それとなく知らせるのはいいが出しゃばったり声高に主張するのは御法度な文化では、後者のよさをその文化のままに知らせるのは難しいよなあと時々考える。「それとなく感づく」とか、ここではあり得ないんじゃないか。

そういえば、今日授業で同じ人に「もう君はずいぶんしゃべれるんだし、今度は怯えてないでどんどん発言しなければ」と言われた。しかし私は日本でも発言するの苦手なので出来れば隠れてたいと思う方なのだけど。黙ってたら存在しないし何も知らないも同然なのだろうからそうもいかないか。